精神科病院の電子カルテがランサムウェアで停止、患者最大約4万人分が流出の可能性
点線のことばを押すと、意味が出ます。
01何が起きたか
岡山県精神科医療センターでは、5月19日夕方に電子カルテを含むシステムがランサムウェアランサムウェアパソコンのデータにカギをかけて使えなくし、「元にもどしてほしければお金をはらえ」とおどす悪いプログラム。はらっても元にもどる保証はありません。用語集で語源も見るで止まり、紙のカルテに切りかえました。6月には、共有フォルダ共有フォルダネットワークを通して、何人かで使えるようにしたフォルダ。だれでも書きこめる設定のままだと、ウイルスも広がりやすくなります。用語集で語源も見るにあった患者の氏名・住所・生年月日・病名などを含む情報が、最大約4万人分漏れた可能性があると公表しました。
02原因・侵入経路
公表時点で原因は明らかにされていませんが、前年にVPNVPN(ブイピーエヌ)会社の外から、会社の中のネットワークに安全につなぐための「秘密のトンネル」。とても便利ですが、ランサムウェアの入り口になることがいちばん多い場所です。用語集で語源も見る機器の弱点を指摘されながら交換が進んでいなかったことが報じられ、理事長は「機器を更新していれば防げた可能性がある」と述べています。
03中小企業がとるべき対処方法
- VPN機器の弱点を指摘されたら、期限と担当者を決めてすぐに更新・交換する
- 病名など特に大事な情報を、だれでも見られる共有フォルダに置かない
- フォルダフォルダファイルを入れておく「入れ物」。引き出しや紙ばさみのように、ファイルを分けて整理できます。用語集で語源も見るの見られる範囲を、部署や役割ごとに分ける
- システムが止まったときに紙で業務を続ける手順を用意する
04関係する診断項目
- E-01SVPN機器・ファイアウォール・ルーターのファームウェアが最新である
- J-03A要配慮個人情報(病歴・健康情報など)の保管場所とアクセスを限定している
- J-04Bファイルサーバー・NASのフォルダ権限が部署・役割ごとに分かれている
- P-01Bサイバー攻撃を想定した事業継続計画(BCP)がある
05この事例に出てくることば
- ランサムウェア
- パソコンのデータにカギをかけて使えなくし、「元にもどしてほしければお金をはらえ」とおどす悪いプログラム。はらっても元にもどる保証はありません。
- 共有フォルダ
- ネットワークを通して、何人かで使えるようにしたフォルダ。だれでも書きこめる設定のままだと、ウイルスも広がりやすくなります。
- VPN(ブイピーエヌ)
- 会社の外から、会社の中のネットワークに安全につなぐための「秘密のトンネル」。とても便利ですが、ランサムウェアの入り口になることがいちばん多い場所です。
- フォルダ
- ファイルを入れておく「入れ物」。引き出しや紙ばさみのように、ファイルを分けて整理できます。